アントノフ225型機は世界にたった1機しかない飛行機で、その大きさは世界最大。


長さ84メートル、高さ19メートルと、6階建てビルに相当するな大きさなので、エンジンも6基搭載しています。

このアントノフ225型機を製造したのは旧ソ連で、その目的は、スペースシャトル「ブラン」を輸送するためでした。

現在はウクライナのアントノフ航空が保有し、他の輸送機が運べないような大型貨物の輸送に使われているのです。

このアントノフ225型機、今回の任務は重量130トンの発電機をプラハのバツラフ・ハベル空港からオーストラリア西部パースの空港に輸送することです。

この大きさなので、フライト距離も短く、途中でチェコの首都プラハの空港に寄ったのですが、そのニュースを聞きつけたファンが空港に殺到したとのニュースがありました。

世界最大の航空機にファンが!130トンの巨大な発電機の輸送でオーストラリアに!

世界に1機で年に1、2回しか飛ばない貴重な飛行機なのでそれを一目見ようと空港にファンが殺到したのです。

CNN.co.jp : 世界最大の航空機、プラハ着陸 貴重な目撃機会にファン殺到


その後、無事オーストラリアのパース空港に到着し任務終了。

パースから、またウクライナの首都キエフに戻る予定となっています。



AN225輸送機の愛称はムリヤ。

ムリヤとは、ウクライナ語で「夢」なのです。

最大250トンの貨物運搬が可能で東日本大震災後、フランスが支援のためにチャーターしたことがあるそうです。

もし、羽田空港に来るようなことがあれば、私も見に行きたいですね。