ドラマなどでも、飛行機の機内で「お客様の中にお医者様はいませんか」はよくある話。


ですが、電車内で「お客様の中に運転士はいませんか」は聞いたことがありません。

これは、2017年10月23日にJR宇都宮線で起きた話です。

「お客様の中に運転士はいませんか」これはJR宇都宮線で起きた事件です!

台風の影響でJR宇都宮線が停車。

「一部区間で停電があり原因を調査中」との車内アナウンスが。

約50分も停車し、「東鷲宮駅―久喜駅間で架線が切断」と停電の原因が伝えられました。

「復旧には長い時間がかかるため、これから下り線の車両を横につけ、移って頂きます」との放送。

続いて「お客様の中でJRの運転士がいたら車掌まで申し出て下さい」との放送が?

その後乗客は、下り線が横付けされ先頭車両に移動。

その移動中に、乗客に「足元にお気を付けください」「ご迷惑をおかけします」と声をかけていた方が、放送で呼びかけられた「お客様の中にいたJR運転士」だったのです!

偶然乗り合わせていた通勤中のJR社員約15人が誘導に加わったとの事でした。

これがもし飛行機で「お客様の中にパイロットはいませんか」なんて放送があったらパニックになりますよね。

今回の「お客様の中でJRの運転士がいたら車掌まで申し出て下さい」との放送は、運転士ではなくJR社員のほうが良かったのではと思ってしまいます。

運転士を探す放送だと、乗客は不安になってしまうので。

これは、朝日新聞デジタルに出ていたニュースです。

「お客様の中に運転士はいませんか」 宇都宮線立ち往生

 タグ