オーストリア政府は、2017年10月1日から「覆面禁止法」が施行されると発表しました。


この「覆面禁止法」は、公共の場での顔を覆うベールの着用を禁止する法律です。

顔を全面的に覆うベールや、イスラム教徒の女性が着用する全身を覆う「ブルカ」や「ニカブ」などの着用が公共の場では法律で禁止されます。

日本人には関係ない事だとお思いでしょうが、在オーストリア日本国大使館は、注意を呼び掛けています。

風邪用や花粉症用マスク着用でも逮捕?オーストリアは「覆面禁止法」を施行!

日本で一般に販売されている風邪用や花粉症用マスクも取締り対象となる可能性があるからです。

この法律では、警察官の指示に従わずその場で覆面を取らない者は最寄りの警察署まで連行され、150ユーロ以下の罰金が課される可能性があります。

日本人の場合は、言葉の問題もあるので、無用のトラブルを避けるために、顔が隠れるマスクなどは外すようにとの注意です。

風邪用や花粉症用として多くの方が日常でマスクを着用しているのは日本だけですから。

同法では、健康上の理由など、いくつかの適用除外規定が設けられていますが、現場における実際の運用については明確になっていません。

日本で一般的に販売されているマスクは、日本オリジナル。

こんなことで逮捕されてはせっかくの旅行が台無しですね。

オーストリアにおける覆面禁止法の施行について