超音速旅客機のコンコルドは、時代に合わなかったのか消えてしまいました。


その後も、コンコルドに変わる次世代超音速旅客機の話は出ていなかったのですが、コンコルドよりも速いマッハ2.2で飛ぶ『XB-1』話題になっています。

超音速旅客機が復活!コンコルドよりも速いマッハ2

これは、米国・デンバーの航空ベンチャーBoom Technology社が開発した超音速旅客機。

1/3スケールの試作機「XB-1超音速デモ機」が公開されました。

ベンチャー企業なので、実現は難しいと思われるかもしれませんが、車ではテスラモーターズが快進撃中です。

Boom Technology社の『Baby Boom』と名づけられたXB-1が、センテニアル空港の同社のハンガーで、メディア向けのイベントで初公開。

「ジェット時代の夜明けから60年、私たちはまだ1960年代の速度で飛んでいる」と同社のScholl社長は語っています。

「コンコルドの設計者には、手頃な価格の超音速旅行を可能とする技術がなかったが、今ならできる。2017年末には初飛行が予定される最初の航空機を公開できることを誇りに思う」

コンコルドの商業運行終了から13年、コンコルドは採算の合わない高コストで、2000年7月のパリの墜落事故以来加速した乗客の減少。

また2001年のアメリカ同時多発テロの余波でその役割を終えました。

それが、米国・デンバーの航空ベンチャーBoom Technology社により復活しようとしているのです。

コンコルド失敗例もあるので、高度な空気力学、効率的なエンジン技術、新材料を組み合わせ、現在のジェット機より2.6倍も速く、安全で手頃な価格の超音速機の実現を目指しているのです。

車の世界で、テスラモーターズが成功するなんて思っていた方はいないと思います。

この例があるので、コンコルドよりも速いマッハ2.2で飛ぶ『XB-1』が期待されているのでしょうね。

Boom - Supersonic Passenger Airplanes